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まんてんプロジェクトってなんですか?
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佐 |
航空宇宙関係の部品加工の受注を地域共同で受注しようというプロジェクトです。航空宇宙関係の部品の加工は単一の企業の持つ技術だけでは厳しい場合も多いのですが、各社の技術力を結集すれば製品として受注できる!!ということで始められました。航空関係部品は今後国産機開発や、ボーイングの新型機の開発などでかなり需要が見込まれていることから各社が力を入れている分野です。
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イ |
加工を頼まれる部品どんな感じでたのまれるんですか?どんな用途に使われるかは分かっているんですか?
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佐 |
製品によりますね。航空宇宙関係や医療関係は用途まで含めて教えていただけます。例えばH2Aロケットに部品が使われているが、自分達の作った部品がつまれているロケットの打ち上げをみたいという夢を持って働いている社員もいます。あ、社長を含め数人の社員はもう実際行って見ているんですけどね(笑)
ただし、防衛関係の物などは何の部品か分からないものも多いですね(笑)。
また、加工依頼の際には寸法を与えられて、ここの精度は絶対出してください!!という風に指定されます。特に航空分野なんかだと、寸分の狂いも許されませんからね。
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イ |
YSECは短納期の精密加工が得意としているとありましたがそれを達成する要因はなんでしょうか?
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佐 |
うちは平均年齢約30歳の若い人が多い会社なので全員が技術的に優れているわけではありません、もちろんベテランもいますが、彼らが中心になって若手への技術継承を行っている状況です。伝説の職人がいてその人だより!!っていう皆さんがよく抱きがちなイメージではないです(笑)。
逆に工作機械は高性能な物を多数揃えています。それこそが要因だと思います。
短納期は、設立当初から他者から試作品などの一品ものを引き受けてきたこことから培われてきたノウハウによって達成しています。どうしても試作品等は難しいですし、一品ものなので継続して注文があるわけではないので、一般的には儲からないですから他社は敬遠しがちです。そこで我々の出番という訳です。(笑) あとはJISなどの航空関係や環境の規格をクリアしていることも上げられると思います。
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イ |
社員の育成プログラム等はどうなっていますか?
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佐 |
すべての人員を一度現場に出すことになっています。旋盤、フライスなどの基本的な加工は全員に経験してもらいます。仮に営業部門に行った場合でも、「わからないから後で検討します」じゃあ仕事になりませんから(笑)
ベテランの人が彼ら用のマニュアルを構築しているのでそれを見せて、かつ、つきっきりで指導して育てます。
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イ |
社員の募集を見ますと専門学校や工業高校の人がメインですが、大学生には何を期待していますか?かつどういった能力をもとめますか?
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佐 |
先も申しましたとおりうちは非常に平均年齢が若い組織です。現場を担う人材はだいぶ揃ってきています。その分まだ管理体制が整っていないので体制を整えていくことが課題です。ですから大学生の新卒には会社を管理する能力を期待したいですね。
そして、自己完結能力がある人が欲しいですね。自己完結能力とは仕事を受け取ったら、責任もって、最後までとどめをさせる能力です。社長も繰り返し言っていることですが最後まできちんとやりきるってのは、基本ですがとても大切な事ですからですね。
あとはちゃんと自分なりの目標が持っている人ですね。何の仕事でもそうですが、そういうのがないと挫折しちゃいますからね。
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若手社員様の働く様子 |
イ |
御社が課題とされている事は人材以外何かありますか??
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佐 |
どこも一緒だと思いますが新人さんが定着してくれない現状があります。
あとは報・連・相の部分。コミュニケーションはとっていますが、肝心なところが抜けてしまっている場合がありますね。
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イ |
指導に関してどのような対策をとられようとしていますか?
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佐 |
まずは徹底させることですよね。次に問題が起きたときに、自分だけでリカバーしようとする現状があるので以前はなかった生産管理課という部門を設置しました。現場の人が全て管理すると大変なので、これを管理するためにつくられた。この課で機械の故障なども含む情報をあげてもらい、社内メールなどですぐみんなに伝わるようにしています。
最終的にはしつこく“報・連・相”のくせをつけさせるのが大事です。
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イ |
今後の山之内製作所さんの展望を教えてください。
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佐 |
今度の経済産業省、JAXA等と連携して、海外への中小企業への進出を図っていきます。海外で航空関係の仕事をしている企業の部品加工などをしていきたいです。
特にまんてんプロジェクト、これは一社だけなく多くの中小企業を連携しその中で中核として活動していきたいと考えています。あと当社としましては航空宇宙関係の新工場もできるのでますます航空宇宙系に力をいれていきたいですね。
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イ |
最後に就活生へのメッセージをお願いします。
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佐 |
当社では航空宇宙をはじめ、様々な業界で活動しています。部品加工する面では宇宙も、医療もすべて同じ。夢をみるのでなく、柔軟に企業を選んでみてください。その中で自分が作った部品がロケットや飛行機に使われているのはすごくやりがいがあります。私達はそれぞれの部品に対し、誇りを持って加工しています。ぜひ皆さんの就職活動の中に弊社も加えていただければ幸いです。
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